- 男の料理
- 2020/07/15
東北でメジャーな山菜「みず」
その名の通り「みず」は、綺麗な水源の傍によく生えることで有名。
また、別名(正式名?)を「ウワバミソウ」というそうで、大蛇が住みそうな場所に生えているところから名付けられたそうですね。
昔はうちのお袋やおやじなんかもよく取ってきたものです!
その食感は独特の粘り気と癖のない味わいで様々な料理に合います。
うちは割とサッパリした食感を好み、スタンダーソに塩昆布と和えて食べるのが好きですね!
その主な生産地は、青森の津軽半島北部、秋田、山形などと言われているようです。
今回いた頂いたのは青森県津軽半島北部、正に「名産地」からの旬のお届け物でした!
早速下ごしらえその1「葉と茎の皮を取る」
結構長いんですよ、みずって!
いかにも「自然の大地から生えている」って感じの力強さを感じます!
これを、まずは葉っぱを取り除きます。作業は一本ずつ行います。
この葉を取り除くときですが、葉を下に引っ張ると茎にある薄皮がスーッと剥けます。
この皮を剥ぐのも一仕事。
葉を取るときに全ての皮は剥げませんので、次は茎を食べやっすいサイズポキっとに折っていきます。
サイズはだいたい5~6cmくらいかな?お好みの食べやすいサイズで茎を折っていきます。
茎をおる際、うちでは根っこの方からポキポキ折っていくのですが、下から上に引き上げるように折っていきますね。
すると、先ほどの葉を取る時に残った皮がスーっと剥がれてきて気持ちいいんです!
折ったらスー、折ったらスーの繰り返し。
あとはこの作業を繰り返していくのですが、ここで注意ポイント。
作業する時の姿勢には気を付けてくださいね!
私は最初、あぐらをかいて作業していたのですがだんだん腰が痛くなってきて・・・
テーブルの上で、椅子に座って作業した方が楽だったりしますが、ご自身の作業しやすい無理のない体制で!
下ごしらえその2「茹でる」
次に、先ほど折ったみずを茹でます。
調べてみると、最初に折らずに一本まま茹でるところもあるみたいですね。
うちでは先に食べやすいサイズに折ってから茹でます!
茹でる際には、大きな鍋でたっぷりのお湯を沸騰させ、その中に先ほどのみずを入れます。
茹で時間はだいたい2~3分くらいだと思うのですが、山菜の色が鮮やかな緑色になるくらいのタイミングですかね!
続いて、茹で上がったみずを水で冷やします(洒落?)
しっかり水で冷ますのですが、これは色止めする意味もあるのかな?
この段階でちょっとつまんでしまうこともしばしば・・・もちろん、食感を確かめる為ですよ!(笑
下ごしらえその3「保存」
ハイ、しっかり水で冷ましたみずを、冷蔵庫で保存します!
保存する際には水を張ってそのなかに入れておくのですが、うちでは一緒に昆布と軽く塩を入れて「昆布塩水」にしています。
昆布を入れることで、みず自体に下味をつける感じですかね。
とはいっても食べたら昆布昆布するほどの味は付きません。
あくまで他の調理の味付けの邪魔にならない程度です。
ですが、この状態で「ホヤの水物」と和えても十分美味しいですよ!
尚、昆布を入れることで劣化が早まる恐れもありますし、そもそも旬の美味しいうちに食べたいので、我が家ではなるべく早く食べきってしまいます!(笑
そして、食す!
我が家では、シンプルにこれが大好きです!
もちろん、ほかの調理もするのですが、みずそのものの味わいを楽しみ、かつ調理時間を短縮するならこれが一番!
調理方法は簡単、先ほどのみずを水切りし、塩昆布を適量和えるだけ・・・それで完成!(笑
塩昆布の量はホントお好み。
私は、あまり昆布の量を多くせず、あえてから1時間程度寝かせたものが大好きですね!
こんな感じの頃が大好きですね!
和えたてはまだ昆布が固く、みずのシャキシャキした食感を昆布のガリガリ感が邪魔する感じですし、逆に時間が立ちすぎると昆布が溶けてドロッとした感じがイマイチ。
少し昆布が軟らかくなる頃が、私的にはみずのシャキシャキ感と相まって最高に食がそそりされます!
という訳で、忘れないようにメモでした!
故郷を離れていても、思い出の味は忘れられないもの。
この山菜の贈り物は、最高にうれしいものです。
確かに山菜を加工したものもあるでしょうが、手間はかかるかもしれませんが取れたての状態で送って頂いた方が、より風味を楽しむことができます!
旨いものを食べるためには、その労力は惜しみません!
いつもいつも感謝です。
のんつかとご家族の皆さん、いつも本当にありがとうございます!
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